婚約指輪(エンゲージリング)を探していると「世界三大カッターズブランド」「世界三大ダイヤモンドブランド」というフレーズが頻繁に出てきます。
どちらも同じブランドを指す言葉で
・ロイヤル・アッシャー(オランダ・アムステルダム)
・ラザールダイヤモンド(アメリカ・ニューヨーク)
・モニッケンダム(イギリス・ロンドン)
この3つのダイヤモンドカッターズブランドのことを表しています。
3ブランドとも、ダイヤモンドへのこだわりと技術力の高さは世界トップレベル。
「婚約指輪はダイヤモンドにこだわりたい」「人生で一回しか贈らない大切な物だからこそ、上質なものを選びたい」という方はぜひ一度世界三大カッターズブランドを見ていただくことをおすすめします。
そこで多くのお客様から、このような質問をいただきます。
「世界三大カッターズブランドってどこを選んだらいいんですか?」
今回はこちらのご質問にお答えするべく、世界三大ダイヤモンドブランド「ロイヤル・アッシャー」・「ラザールダイヤモンド」・「モニッケンダム」を比較して、魅力や特徴をご紹介いたします。
記事の最後には、迷った時におすすめの「ブランド別診断」も。ぜひ婚約指輪選びの参考にしてください。
[すぐに実物を見たい方は、取扱店をチェック]
長野県で唯一、世界三大カッターズブランドを同時に見比べることが出来るのは
ロイヤルの称号を授けられた唯一無二のブランド ロイヤル・アッシャー
1854年にオランダのアムステルダムに創業。170年以上ダイヤモンドをカットし続けているブランドです。
ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドの輝き、卓越したカット技術は創業当初から現在に至るまで世界中で認められています。
世界各国の王室御用達で、「ロイヤル」の称号を与えられた唯一無二のダイヤモンドブランドです。
50年、100年という年月が経っても、サイズお直しやメンテナンスに婚約指輪や結婚指輪を宝飾店に持っていけば、誰もが知るブランドと言えます。
ロイヤル・アッシャーのダイヤモンドへのこだわり
婚約指輪、結婚指輪でロイヤル・アッシャーが選ばれ続け「世界三大カッターズブランド」と称される理由は、やはりダイヤモンドの品質へのこだわりです。
①白く上品な輝き
ジュエリーの本場、ヨーロッパで認められた白く高貴な輝きは「ロイヤル・アッシャー」が世界一。
ダイヤモンドには3種類の輝きがあります。
・白く上品な輝き(ブリリアンス)
・プリズム効果による七色の輝き(ディスパージョン)
・表面で反射する輝き(シンチレーション)
この3種類の輝きが合わさってダイヤモンドの魅力的な輝きとなります。
ロイヤル・アッシャーは「白く上品な輝き(ブリリアンス)」が、世界トップレベルのダイヤモンドです。
透き通るような透明感のある輝きは、上品な印象を与えてくれます。
後ほどご説明しますが、ラザールダイヤモンドは「虹色の七色の輝き(ディスパージョン)」で世界一のダイヤモンドです。
② 原石のこだわり
ダイヤモンドの輝きは、原石の段階で8割決まるといわれています。
ロイヤル・アッシャーは、白く上品で明るい輝きを求めて、きわめて良質な原石のみを厳選し調達、自社管理のもとカットをしています。
実は原石にもグレードが存在し、ロイヤル・アッシャーはその中でも最高グレードの原石のみを仕入れているのです。
4Cだけでは表せないダイヤモンドの輝きは、このようなこだわりから生まれます。
③クラフトマンによる仕上げへのこだわり
ロイヤル・アッシャーの結婚指輪、婚約指輪は熟練の職人によって手作業で仕上げが施されています。
たとえば、ダイヤモンドを留めている「爪」の部分は絹糸で磨き上げて仕上げます。
そのためダイヤモンドを隠さず、加えて引っ掛かりが少なくなるので洋服に爪が引っかかりにくく、日常使いしやすいのが特徴。
そのような細部に至るまでのこだわりが、王室皇室に認められている理由の一つです。
ロイヤル・アッシャーの功績
それではなぜ、ロイヤル・アッシャーは世界中で有名になったのか、どのようにして王室皇室に認められるようになったのでしょうか。
①世界最大のダイヤモンド原石のカットに成功
1905年、アフリカで世界最大のダイヤモンド原石、3106カラットのダイヤモンド「カリナン」が発見され、イギリスの王室へ献上されました。
そして、イギリスの王室からカットの依頼を受け、見事成功させたのがロイヤル・アッシャーなのです。
現在は当たり前のように、コンピューターがダイヤモンドを分析してカットを指示してくれます。しかし、当時はコンピューターなどもなく、実際に人間が原石を見てダイヤモンドをどのようにカットするか計算していきます。
「3106カラットという類を見ない大きさのダイヤモンド原石を、一国の王から依頼されてカットをする。」
それが偉業中の偉業だったのです。
ダイヤモンド原石の分析に2年、カットに1年半もの時間をかけてカットを終えました。
失敗が許されない状況において、「ロイヤル・アッシャー」の3代目ジョセフ・アッシャーが見事カットを成功させます。
そして、3016カラットの原石「カリナン」は9つの大きなダイヤモンドと、96個の小さなピースに分けられました。
一番大きなダイヤモンド(カリナンⅠ世)は英国王室の「王笏」に留められています。 (530.20カラット)
二番目に大きなダイヤモンド(カリナンⅡ世)は英国王室の「王冠」に使用されました(317.40カラット)
こちらはロンドン塔に展示されており、今でも英国議会の開会式などにも用いられています。
この偉業が認められて、オランダ王室ユリアナ女王陛下から「ロイヤル」の称号が与えられます。
この頃から「アッシャー・ダイヤモンド」は「ロイヤル・アッシャー・ダイヤモンド」と社名を変え、今でも世界の王室皇室に愛されているダイヤモンドブランドとなります。
ブライダルの業界では「ロイヤル・アッシャー」を知らない人はいないくらい有名で、上質なダイヤモンドを探しているという方にはとてもオススメの婚約指輪ブランドです。
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②ダイヤモンドカッターとしての軌跡
創業以来、ダイヤモンドが持つ輝きを最大限に引き出すために、研究と開発を続けているロイヤル・アッシャー。
現在も愛されている「トリリアント・カット」や「スクエア・エメラルド・カット(アッシャー・カット)」などは、ロイヤル・アッシャーが開発したカットです。
そして2000年には、究極のスクエアカット「ロイヤル・アッシャー・カット」が誕生しました。
このカットは、上品な透明感のある輝きに加えて、反射、屈折して戻ってくる光の総量が多くなるように仕上げられています。
スッキリとした印象の「ロイヤル・アッシャー・カット」のダイヤモンドは、上品な印象で年齢を重ねてからも末永くご愛用いただけます。
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世界で最も美しいと称されるダイヤモンドブランド ラザールダイヤモンド
ラザールダイヤモンドは1883年に創業されました。135年以上の歴史を持つダイヤモンドカッターズブランドです。
ニューヨーク発のファッショナブルなデザインと、虹色の華やかな輝きのデザインが特徴。
今でも「世界で最も美しいダイヤモンド」と世界中から愛されています。
ラザールダイヤモンドのダイヤモンドへのこだわり
「ロイヤル・アッシャー」と同じく「ラザールダイヤモンド」も原石を鉱山から買い付け良質な原石のみをカットしています。
品質に関しては
「ロイヤル・アッシャー」
「ラザールダイヤモンド」
「モニッケンダム」
どこも同じく高品質なのでご安心ください。
①華やかな虹色の輝き
ラザールダイヤモンドの輝きの特徴は「華やかな虹色の輝き」です。
ダイヤモンドの特徴である「虹色の輝き」で世界一のダイヤモンドと称されています。
また、日本を含め世界ではダイヤモンドの輝きは「虹色の輝き」というイメージが定着しています。その「虹色の輝き」で世界一のラザールダイヤモンドは「世界一美しいダイヤモンド」と称されているんですね。
②「アイディアルメイク」の確立
ところで、カットされたダイヤモンドはどのような形をしているでしょうか?
多くの方が逆三角形のような形を想像されたかと思います。
実は、このダイヤモンドの形を初めてカットしたのが「ラザールダイヤモンド」です。
「ラウンドブリリアントカット」というカットの名前ですが、当時は「ダイヤモンドは、この形でカットすると一番輝く」と理論だけが確立されており、人間の手でカットするのは不可能だと言われていました。
それを忠実に再現し、カット方法やノウハウまでも確立させたのがラザールダイヤモンドなのです。
ダイヤモンドは58面体あり、それらすべてを均一に左右対称にカットするのはとても難しい技術でした。
「アイディアルメイク」は数学的な理論に基づいて、ダイヤモンドが最も美しく輝く形と言われています。
このカットが施されることで、ダイヤモンドに入った光の輝きを外に漏れることなく全面に全反射するため、中から湧き出る奥深い輝きと虹色の輝きが生まれます。
ラザールダイヤモンドの功績
それではなぜ、「ラザールダイヤモンド」は「世界で最も美しいダイヤモンド」と称されるまで有名になったのでしょうか。そして、どんな実績を残してきたのでしょうか?
ラザールダイヤモンドがどのようにして世界で認められるようになったのかについてご紹介していきます。
①ダイヤモンドの4Cの確立
婚約指輪を探すと必ず耳にする「ダイヤモンドの4C」
実はこの「ダイヤモンドの4C」、もともとはCut(カット)を除いた3つの基準からなる「3C」が提唱されていました。
そこに、「アイディアルメイク」を確立させたラザールダイヤモンドがカットの定義をすべて数値化し、ダイヤモンドの評価基準の一つとして取り入れました。
そして、ダイヤモンドの価値を決める基準が「3C」から「4C」になったと言われています。
また鑑定の際は見本と見比べてグレードを決めるのですが、その見本「マスターストーン」には「ラザールダイヤモンド」のダイヤモンドが使用されています。
世の中に出回っているダイヤモンドのすべての基準が「ラザールダイヤモンド」基準なのです。
つまり、「アイディアルメイク」を確立させたことが大きな実績となり、世界のダイヤモンドの基準となっている為「世界で最も美しいダイヤモンド」と称されているのです。
②世界で2番目に大きなダイヤモンド原石のカットに成功
1936年に当時、世界で二番目に大きいダイヤモンド原石726カラット「ヨンカーダイヤモンド」のカットに成功しました。
なお、こちらのダイヤモンドは現在どこにあるのか分かっていません。もしかしたら、この歴史的なダイヤモンドが再び世界を騒然とさせる日が来るかもしれません。
原石に命を与える、ラグジュアリーホワイト「モニッケンダム」
1890年に創業し、イギリス ロンドンに本社を構えるモニッケンダム。創業以来、美しい原石を見極め、生命の輝きを放つダイヤモンドを生み出し続けています。
モニッケンダムは「原石に命を与える」をカッティングポリシーとしています。原石の個性を最大限に生かし、最高の輝きを作りだすことに情熱を注いできました。
モニッケンダムのダイヤモンドへのこだわり
①白く豊潤な輝き「ラグジュアリーホワイト」
モニッケンダムのダイヤモンドは、白く豊潤な輝き「ラグジュアリーホワイト」が特徴です。
「ラグジュアリーホワイト」はモニッケンダムが追求する最大限に美しい輝きです。様々な色の気配がしてくるような白、色が香り立つようなニュアンスの白とも例えられています。
②光の輪「サークルオブラスター」
ダイヤモンド業界に大きな衝撃を与えたのが1954年にモニッケンダムが開発した「サークルオブラスター」。
これは、ダイヤモンドのガードル(ダイヤモンドの上部と下部を分ける境目、上から見たときの外周部分)を研磨する技術です。
ダイヤモンドを真上から見ると、磨き上げられたガードルが美しい光の輪となって輝きます。
ガードル部分を研磨するという考えがなかった時代に、モニッケンダムが世界に先駆けて開発した技術です。
③まばゆい煌きの秘密「スパークリングフィニッシュ」
モニッケンダムのダイヤモンドは、最後の仕上げとしてダイヤモンドの各ファセット(面)を鏡面のように磨き上げるポリッシュを行います。
世界最高水準の技術で、研磨痕が完全に取り去られるまで幾度も磨き上げます。この磨き上げを行うことで、ダイヤモンドの煌めきやテリが最大限に引き出されます。
ダイヤモンドが光を反射し、煌きがはじけ飛ぶイメージから、「スパークリングフィニッシュ」と呼ばれています。
モニッケンダムの功績
なぜ、「モニッケンダム」は「ロイヤル・アッシャー」「ラザールダイヤモンド」と並び、世界三大ダイヤモンドブランドと称されるまでになったのでしょうか?
どうしてモニッケンダムがここまで有名になったのか。その理由についてご紹介します。
①女王陛下のダイヤモンドのカットを担当
1948年に、エリザベス女王のご結婚祝いとしてタンザニア政府から寄贈されたダイヤモンド原石のカットにモニッケンダムが選ばれました。
エメラルドカットを施したイヤリングの美しさは、世界中から称賛の的となりました。
現在も英国王室との関係は続き、王室が所有するダイヤモンドコレクションを修復する際のアドバイザーにはモニッケンダムが指名されています。王室からもその技術力の高さを認められているブランドなのです。
②世界最小のフルカットに成功
カッティング技術の追求により、モニッケンダムには多くの優秀なカッターが育成されました。
1965年、キース・ボーエンという職人が、1/607カラット (0.00164ct)のダイヤモンドに、58面体のフルカットを施すことに成功しました。
このモニッケンダムの技術力の高さには世界中が驚きました。
「ロイヤル・アッシャー」・「ラザールダイヤモンド」・「モニッケンダム」 どこを選んだらいいの?
ここまで「ロイヤル・アッシャー」と「ラザールダイヤモンド」、「モニッケンダム」の魅力についてお話し致しましたが、最終的には「どこがいいの?」と思いますよね?
冒頭でもお話しましたが、実は私たちもお客様から「どのブランドを選んだらいいの?」という言葉を多くいただきます。
「ロイヤル・アッシャー」「ラザールダイヤモンド」、「モニッケンダム」を比較すると一番の違いはダイヤモンドの輝きにあります!
「ロイヤル・アッシャー」は「白く上品な輝き」
ダイヤモンドの白い輝き、ブリリアンスで世界一美しく透明に輝くダイヤモンドです。
「ラザールダイヤモンド」は「華やかな虹色の輝き」
ダイヤモンドの一番の特徴である虹色の輝きで世界一綺麗なダイヤモンドです。
「モニッケンダム」は、「白く豊潤な輝き」
様々な色の気配を感じるような白。ラグジュアリーホワイトが魅力。モニッケンダムが生み出した世界で唯一の輝きです。
ダイヤモンドの輝きが「白い輝き」「虹色の輝き」と異なるので、どのブランドが一番とは決められず、
「どのような想いでダイヤモンド、婚約指輪を使用したい(贈りたい)か」で決めることをおすすめします!
迷ったらここ!ブランド別診断!
”ロイヤル・アッシャー”
「一生物のダイヤモンド、婚約指輪だからこそ、流行り廃りなく上品に着けたい。」
「年齢を重ねてからも、上品に高貴あふれる白い輝きを楽しみたい。」
「王室皇室に認められた安心感のあるブランドを一生の記念にしたい。」
とお考えでしたら「ロイヤル・アッシャー」がオススメです!
白く上品な輝きは落ち着きの中に気品を兼ね備え、年齢を重ねてもしっとりと上品に見えます。
”ラザールダイヤモンド”
「ダイヤモンドの特徴である虹色の輝きを最大限に楽しみたい。」
「彼女が明るくて元気な性格なのでダイヤモンドも華やかめが似合うと思う。」
「世界で最も美しいダイヤモンドと認められた実績のあるダイヤモンドブランドは安心。」
とお考えでしたら「ラザールダイヤモンド」がオススメです!
虹色の輝きは遠目で見てもキラキラと華やかに輝き、誰もがダイヤモンドの輝きに見入ってしまいます。
”モニッケンダム”
「アンティーク調のデザインが好き」
「主張しすぎない上品な白い輝きが彼女に似合いそう」
「一生ものだからこそ、しっかりとした技術力のあるブランドがいい」
とお考えでしたら「モニッケンダム」がオススメです。
「原石に命を与える」というカッティングポリシーから生まれた、白く豊潤な輝きは他にはない特別なダイヤモンドです。
もちろんブランドの強みや歴史が異なるので、その点も考慮して判断する方も大勢いらっしゃいます。
どのダイヤモンドを選んでいただいても、一生涯納得のいく婚約指輪、ダイヤモンドとなりますので、安心してお選びください。
ショップ紹介
長野市<ブルージュ一真堂>と松本市<一真堂 松本渚店>は、全国でも数少ない世界三大カッターズブランドが一堂に会する、国内最大級のブライダル専門店です。
百貨店などで、それぞれのブランドを見ることも可能ですが、実際に隣に置いて見比べることが出来るのはセレクトショップである一真堂だからこそ。
同じ環境で見比べることで、3ブランドのダイヤモンドの輝きの違いをより感じていただけます。
今回ご紹介したロイヤル・アッシャー、ラザールダイヤモンド、モニッケンダムの輝きの違いをぜひ店頭で比べてみてください!
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長野の婚約指輪・結婚指輪専門店
ブライダルジュエリーショップ
ブルージュ一真堂
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